17区の感動ビストロ、Le 975
ちょっと嬉しいことがあり、気になっていたこのお店に自分へのご褒美ランチに初来店。本当は先週来る予定でしたが予約が取れず日にちをずらしました。
前菜、メインとデザート+カフェのランチメニュー(17€)を迷わず選択。グラスの赤ワインもつけました。
その日の前菜はマッシュルームのクリームスープ。メインは子牛のバベット(ハラミ肉)の赤レンズ豆添え。デザートはサツマイモのクリーム、キャラメル添え。
長い人生の中いろいろなお料理に出会ってきましたが、コストパフォーマンスという観点で言うと、ここのお店のお料理は私の人生でトップ3というか、トップに立つと明言出来ると思います。調理場には日本人のシェフの方とセカンドシェフしかいないのに、大きめの店内と混雑さに関わらず、味と盛り付けも完璧。量も多すぎず少なすぎず。サービスの方もとても感じよく、忙しい状況でも厨房フロアともにピリピリ感が全然ありません。
ランチメニューも日替わりで変わるのでいろいろなお料理を食べてみたいところ、パリの地図上、自宅から正反対の位置にあるので簡単にはいけませんが、がんばって通ってみたいお店です。
Les 975
25 rue de Guy-Moquet 75017
5区の隠れ家的ビストロ、Invitez Vous Chez Nous
半年ほど前に発見して感動したこのお店。先月2度目の来店をしたときの感想をご報告します。
場所は5区のモンジュ広場とムフタール通りの近くの裏通りにあり、外装には店名も書かれてなく、メニュー看板も置いてなく、混雑しているから目立つものの、そうでなければ気づかず通り過ぎてしまうようなお店です。奥さんがシェフ、ご主人がサービス担当と、大きめの店ながら夫婦だけで営んでいます。
営業時間は平日の夕方5時まで。ディナーと週末は開いてませんが、午後4時前に入れば遅いランチも可能なので使いようがありますね。コースや前菜はなく、メイン(18€前後)とデザート(4~6€位)をアラカルトで選ぶ仕組み。
お料理のベースはフレンチですが、コリアンダー、ココナッツミルクや砕いたピーナッツが使われていたり、子羊のプルーン煮があったり、エスニックな要素もさりげなく取り入れられています。この日は子羊のプルーン煮、デザートにはキャラメルプリンを注文。デザートは普通と小さめサイズが選べます。
前回食べた鶏むね肉のココナッツカレー添え(家で再現してみました)に劣らぬ感動の美味しさでしたが、添えてあるポテトのピュレの量が多く、完食するのが少し大変でした。前回も量が多かったので、「気持ち少なめにしてください」と言おうか迷った末、言わなかったことを後悔。デザートを食べる余裕はなかったものの、隣の客が美味しい!と言いながら食べているキャラメルプリンに惹かれて小サイズを注文。本当は前回美味しかったりんごのクランブルを食べたかったものの、あいにくの売り切れでした。
お店の人の感じも大変良く、美味しく気取らずセンスよく、居心地の良いお店です。混むお店なのでランチは遅めの来店が好ましいですが、人気メニューはすぐ売り切れるのでご注意を。
Invitez Vous Chez Nous
7 Rue de l'Épée de Bois, 75005 Paris
13区にある手作り感満載の食堂、La petite cuisine de Sandrine
昨年暮れ(2018年12月)に行ったお店の紹介です。普通の会社員だった料理好きな女性が13区で営業している食堂です。毎週且つほぼ日替わりでメニューが変わり、フランスの家庭料理以外にイタリアン、チャイニーズ、タイ、中近東など、いろいろな地域の料理が登場するので毎回行くのが楽しみです。また、バレンタインや、ノエル、旧正月など、カレンダー上のイベントを意識したお料理も出てきます。
この日に頂いたのは、ラディッシュと卵のサラダ、肉団子とキヌアのフレッシュクリーム添えに、タルトオポム。前菜、メインとデザートのメニューで13€。
小さな店内には大きなテーブルが2つあって相席になりますが、グループ客が少ないせいか、居心地はとても良いです。
お店の人も至って感じがよく、お料理もヘルシーで美味しくて、何度も通いたくなるお店です。営業は平日ランチのみなのでご注意を。
La petite cuisine de Sandrine
89 Bis Rue du Dessous des Berges, 75013 Paris
13区のビストロ、Tempero
先週自分へのご褒美ランチとして、実は13区にある別のお店に行く予定でしたがあいにくの満席で、そこから徒歩15分位のところにあるTemperoに行ってみることにしました。最寄り駅はメトロ6番線のChevaleret駅。ひっそりとしたエリアにあります。3年位前から気になっていたものの、いろいろ都合が合わず行かずじまいになっていました。フランコ・ブラジリアン・べトナミアンの女性シェフが腕を振るうお店だそうです。
ほぼ満席でしたが、一人だったのでどうにか席が確保できました。前菜+メインで17€。その日は魚系にしか興味を惹かれなかったので、追加料金がかかるサーモンの前菜(+2€)と今日のお魚料理である鯛のポワレ(+4€)を選びました。
小食な私には丁度いい量でしたが、普通のフランス人だったら物足りなく感じるかもしれません?
ピーク時を超えるとシェフも顔を出して給仕をしたりしていました。シェフの情熱や優しさが伝わる気取らず温かなビストロ料理です。
Tempero
5 Rue Clisson, 75013 Paris
Pierre Herméのクロワッサン
最近ピエールエルメのローズ・クロワッサンが美味しいと噂を聞き15区のお店に買いに行きました。巨匠系のパティスリーやブーランジェリーは財布と相談しないといけない面倒さで縁遠く、噂が耳に入るまで時間がかかりました。
ローズ風味のアーモンドペーストとフランボワーズ&ライチのフルーツ煮が中に入っています。外側はシュガーコーティングされ且つサクサク感触。内側はしっとりもっちり、ベタつき感がありません。シュガーコーティングされていても上品な甘さに落ち着いています。
パリで一番美味しいクロワッサンとかマドレーヌとか、試してみると自分の期待にそぐわないことも多く、フィガロやELLEで美味しいと言われる名店も、広告料とかの関係か等と疑う素直ではない自分がよくいるのですが、これは確かに癖になる美味しさです。お値段は2.9€と高めですがそれだけの値打ちはあります。
Pierre Hermé Paris
185 Rue de Vaugirard, 75015 Paris
自己紹介
不思議な運の流れで来たパリ。意に反してフランス生活が長期化に。美味しいものを食べること作ることが大好きなミドルエイジの女性です。